クライミングトレーニング
2023年10月から12月は、トレーニングの量を減らして岩でのクライミングに集中しました。今フェーズのクライミングとトレーニングについて、備忘としてまとめておきます。 年の瀬を迎え、パフォーマンスを求めるクライミングはひと段落して、年明けから再起動…
2023年6月〜9月のトレーニングサイクルが終わりました。パキった指のリハビリや、職場の異動による環境の変化など、イレギュラーな要素もありましたが、やるべきことはやりきれたかなと感じています。備忘としてまとめておきます。 全体スケジュールの振り返…
関東地方も梅雨入りしました。岩登りに集中するのはひと段落して、トレーニングに軸足を移します。今フェーズのクライミングとトレーニングについて振り返っておきます。 岩でのクライミング振り返り 体力トレーニングの振り返り ストレングストレーニング …
クライミングがうまく強くなるために、トレーニングしようと計画を立てることは、多くの人がやった事があるでしょう。しかしながら、継続できずに頓挫してしまったり、やり切ったとしても思い通りに成長できなかった、という経験も多いのではないでしょうか…
2023年になりましたので、昨年の振り返りと合わせて、目標設定を行っておきます。 2022年の振り返り 全体 目標の振り返り 1.岩場での二段完登(達成) 2.岩場での1級のフラッシュ(達成) 3.岩場での5.11cのオンサイト(未達) その他振り返り 2023年の目標 …
9月後半から岩でのクライミングに集中してきました。12月に入ってからは、まだ岩はパリパリに乾いているものの、寒さが厳しくなってきています。オンサイトやフラッシュを狙うには辛くなってきたので、春先まで再びトレーニングに比重を移していこうと思いま…
今年の夏のクライミングトレーニングでは、ハングボードでの保持力トレーニングを、少し易し目のものに変えてみました。本記事で紹介する「Go 100(Go a hundred)」というプログラムです。保持力の向上度合いは緩やかですが、負荷が低いので、怪我の危険性…
前回の記事で、2022年夏のトレーニングについてまとめた際に、ロックビーンズのベーシックトレーニングを受講した事に触れました。とても有意義なレッスンで、受講後はクライミング練習における動きの意識が大きく変わりました。 今回は、レッスンの形式や流…
例年は、梅雨から夏にかけても、コンディションが悪いなりに、月に数回は岩登りに行ってました。しかし、今年は仕事やプライベートの予定と天気の巡り合わせが悪く、ほとんど岩には行きませんでした。結果的に、トレーニングや練習に集中でき、それはそれで…
ウォーミングアップ中に静的ストレッチをすると、その後の運動におけるパワー出力が落ちる、という話を聞いたことはありませんか。クライミング関連の書籍や雑誌でも、ウォームアップには静的ストレッチではなく動的ストレッチがよい、と書かれているのを時…
2021年9月〜12月のトレーニングブロックが終わったので、実績をまとめておきます。今フェーズの計画のポイントは、「岩でのクライミングに集中する」ことと、「ノンリニアサイクルでトレーニングする」の2点です。概ね計画通りに進められたかなと思います。 …
以前、9c climbing ultimate testという、クライミング能力を推定する体力測定を紹介しました。これはどちらかというとお遊び的な要素が強く、測定部位も上半身に特化していましたし、腕試し的にやるだけで、継続的に測定している人もいないのではと思います…
今回は個人的なトレーニングとクライミングの記録です。 こちらの記事で立てた4月からのトレーニング計画について、実績を振り返ります。また、その反省点をふまえて、年末までの計画も立てています。 4月~8月のトレーニング/リハビリ状況 良くできた点 ク…
ルートクライミングにおいて、完登を妨げる要因にはいろいろあります。その中で最も代表的なものは持久力要因ではないでしょうか。 体がフレッシュな状態であれば問題なくムーブができるのに、初手からつなげて登ってくると、疲労によってホールドを保持しき…
www.climbstrong.com むかしのRock&Snow誌(*1)で、多くの有名クライマーに対し、「鍛えた方がいい体の部位の優先順位」という質問を行った記事がありました。この時の平山ユージさんの回答は、要約すると、"全身どれもが大切と答えたい。敢えて順番をつけ…
指の保持力は、クライミングにおいて、最も重要となる力の一つです。なかなか完登できない課題があると、「もう少し保持力があれば登れるのに」と考えたことは、誰しも経験があるでしょう。 しかしながら、実際に保持力のせいで登れないのかどうかは、はっき…
以前、4月から保持力トレーニングを本格的に開始することを書きました。ストレングス、パワー・エンデュランスの3フェーズにわけて、4月~7月にかけて実施予定です。 2021年1月~3月の振り返り/4月~7月の計画 - May the friction be with you! 5月半ばに、…
今回は個人的なトレーニングの記録です。2021年に入ってから、3か月のトレーニング/リハビリ計画を立てて実行してきました。その3か月間を振り返るとともに、反省点をふまえて次のトレーニングブロックの計画を立てています。 1月~3月のトレーニング/リハ…
クライミングにおける持久力トレーニングでは、易しいグレードのクライミングを長時間行って前腕の回復力を向上させる、ローカルエンデュランストレーニングが重要です。しかしローカルエンデュランストレーニングは、長時間クライミングウォールを占有する…
先日、自宅のダンベルを新調しました。理由は単純に、ワークアウトに必要な重量が足りなくなってきたからです。 元々は、手動で重量を変えられる、片手15㎏・両手合わせて30kgのダンベルを使用していました。クライミング自体が体力トレーニングになると考え…
クライミングトレーニングにおいて、重りを背負うなどして体重を重くした状態でクライミングをする「加重クライミング」というトレーニングがあります。 最近いくつかの文献を読んだり、クライミング関連のWebページを眺めている中で、「加重クライミング」…
9c Ultimate Climbing Testをご存じですか。これは懸垂やハングボードなど、複数のクライミングに関連する体力測定結果を元に、クライミンググレードを推定するテストです。2020年11月に、マグナス・ミトボ(ノルウェーのクライマー・YouTuber)が動画を上げ…
先日、デジタルクレーンスケールを買いました。デジタルクレーンスケールというのは、要するにバネ計りの事で、重さを計測したいものをぶら下げると数値を出してくれるものです。 購入したものは、言い方は悪いですが安物で、Amazonで検索して一番安そうなの…
競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方 作者:河森 直紀 発売日: 2020/09/10 メディア: 単行本 本書は、タイトル通り、「ウェイトトレーニング」が「競技力向上」につながる理由を教えてくれる本です。 本ブログを読んでくれる層の大半を占めるフリ…
2020年の振り返り 2020年を一言で言うと我慢の年でした。元々、ジムや岩に行く回数が少ないので、コロナ禍自体の影響は余り無かったですが、怪我を治し切れず、トレーニングもクライミングも思うようにできなかったのが辛かったです。 2020年の振り返り 岩場…
以前のブログ記事で紹介した書籍Logical Progressionでは、トレーニングのピリオダイゼーションに加えて、Practice=練習についても一節を割いて方法論を解説しています。その中で、自分のクライミングフォームをチェックするために、専用のアプリを使用する…
Logical Progression, Second Edition: Building Training Programs for Year-Round Climbing Performance (English Edition) 作者:Bechtel, Steve,Stewart, Kian 発売日: 2020/06/18 メディア: Kindle版 本書はクライミングトレーニングのピリオダイゼーシ…
有酸素機構のエネルギーシステムトレーニングについて、前回はクライミングに即したトレーニング(ローカルエンデュアランス)の方法を紹介しました。今回はランニングやスイミングなど、一般的な全身を使った有酸素運動の効果や必要性について確認します。 …
有酸素機構のエネルギーシステムトレーニングについて、前回は体内での生化学的なメカニズムを紹介しました。今回はそのメカニズムをふまえた、最適なクライミングトレーニングの方法論を紹介します。 有酸素機構のトレーニングとしては、クライミング に即…
前回までに、ATP-CP機構、乳酸性機構のエネルギーシステムトレーニングを見てきました。今回は最後の機構として、有酸素機構を紹介します。 運動を有酸素運動と無酸素運動に分けると、クライミングは瞬発的な要素も多く、無酸素運動のイメージが強いです。し…