2020年の振り返りと2021年の目標

2020年の振り返り

2020年を一言で言うと我慢の年でした。元々、ジムや岩に行く回数が少ないので、コロナ禍自体の影響は余り無かったですが、怪我を治し切れず、トレーニングもクライミングも思うようにできなかったのが辛かったです。

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2020年の振り返り

岩場、ジムともに目標は未達となりました。端的にいうと、思うように成果の上がらなかった上半期、故障からの回復に注力した下半期といったところです。

ボルダリング検定はコロナ禍で開催されませんでしたが、開催されても合格はできなかっただろうなという印象です。岩場でのクライミングは2月にクライマー返し直上を登り、そのまま調子よく進めればよかったのですが、指を庇いながらでうまくいかずでした。そんな状態でしたが、梅雨前に登れた水滴石穿は、とても美しい課題で嬉しかったです。

悪かったこと

  • 指の怪我を治し切らずにずるずる登り続けてしまった

2020年はこれに尽きます。2019年後半に1ヶ月程クライミングを休み、そこから徐々にクライミングを再開しましたが、2020年春時点で慢性痛がぶり返しても騙し騙し登り続けて、8月後半に反省してリハビリモードに移行しました。

1番の反省点はしっかり指が治ったという感覚がわかっていなかった事です。思い返すと、2019後半のレスト明け直後から、クライミング中やクライミング後に少し指が痛むことがありました。しかし、このくらいの痛みであれば大丈夫と過信して、早いペースでトライするグレードを上げてしまった結果、元の木阿弥となってしまいました。同じ時期にリハビリした肩はうまく治ったので、部位ごとの回復度合いをきちんと感じ取って、リハビリの強度を調整する必要性を認識できました。

8月後半から開始したリハビリの経緯は、以下のリンクにまとめています。反省をふまえ、前回より丁寧に強度を調整しながら進めています。殆どの指は全力を出しても痛みが出なくなりましたが、左手の中指PIP関節だけが一進一退で痛みが残っています。

takato77.hatenablog.com

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よかったこと

  • 肩のリハビリ完了

前述の通り、肩についてはほぼ不安のない程度に回復しました。以前は左右ともに、デッドポイントするだけで痛む状態だったのが、ランジもできるようになりましたし、ガストンもOKです。

  • 体幹トレを1年間継続、足トレを開始

恥ずかしながら、クライミングを始めて20年、体幹トレをまともにやった事はなかったのですが、2020年は1年間、週に2回の体幹トレを継続できました。7月頃から足回りのトレーニングも始め、足腰はしっかりしてきたように感じます。

足トレは、Lattice Trainingがコロナ禍下のHome Trainingとして紹介していた以下動画のトレーニングを行っています。


6 Minute Lower Body Climbing Workout

2021年の目標

  • 怪我の完治
  • 岩場での2段完登

とにかく怪我を治さないことにはトレーニングも岩場でのクライミングも厳しくプッシュできないので、まず怪我の完治が最優先。その上で、昨年に引き続いて岩場での2段完登を目標にします。

最後に2段を登ったのは、子供が産まれる前の2014年秋で、瑞牆のエレスアクベとベシミでした。既に6年以上経っているので、今年こそはベースラインに戻りたいところです。

当面のトレーニング計画

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目標を踏まえて当面(1〜3月)のトレーニング計画を立てました。

まず怪我の完治が最優先なので、岩場でのクライミングゴールラインは設定せず、引き続き指に負荷の少ないクラックや易しめのスラブで遊ぶつもりです。ジムでのクライミングは、ホームジムの6級までなら痛みなく登れているので、持久トレとスキルの反復練習に特化します。

ライミング自体によるトレーニング負荷は軽めになるので、代わりにウェイトや自重でのフィジカルトレーニングで全身を満遍なく鍛えるようにします。

全体計画(ピリオダイゼーション)としては、【書籍紹介】Logical Progression - May the friction be with you!で紹介したBlock Programmingをアレンジしてやってみます。Logical Progressionで紹介されているのは、例えばストレングス強化期の中でも一般フェーズとクライミング特化フェーズの段階を踏むやり方ですが、複雑で理解が追いつかないので、ひとまずストレングス、パワー、エンデュランスの3フェーズに分けてチャレンジしてみます。