2022年9月〜12月のクライミングとトレーニングの振り返り

9月後半から岩でのクライミングに集中してきました。12月に入ってからは、まだ岩はパリパリに乾いているものの、寒さが厳しくなってきています。オンサイトやフラッシュを狙うには辛くなってきたので、春先まで再びトレーニングに比重を移していこうと思います。今フェーズのクライミングとトレーニングについて振り返っておきます。

全体の振り返り

今フェーズ3ヶ月強におけるクライミングの回数はジム11回、岩でのリードクライミング6回、岩でのボルダリング11回でした。週に1〜2回は岩に行っていたことになります。娘が生まれてから、このくらいの頻度で岩に行けたのは初めてのことで、大変充実しました。家族に感謝です。

娘がパパっ子で、今までは週末の岩場行きがほぼNGでした。最近だいぶ分別がついてきて、土日のどちらか、昼食までに戻る約束であれば外出が渋々OKになったので、近場のボルダーに行くようになりました。また、リードクライミングは時間がかかるので、平日に有給休暇を取って行っています。

岩でのクライミング振り返り

グレードの観点では、一撃で登れるグレードの更新が今フェーズのテーマでした。ボルダリングでは1級のフラッシュ、リードクライミングでは5.11cのオンサイトです。

ボルダリング

9月はフラッシュを狙うにはコンディションがイマイチだったので、初段くらいの課題に何本かトライしたいと考えていました。15年前からの宿題だったエゴイストが頭に浮かび、トライ開始。サクッと登れることを期待してましたが、結果は登れるまでに7日通うことになりました。時間はかかりましたが、積年の課題に決着をつけることができたのは嬉しかったです。

 
 
 
 
 
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エゴイストのトライが終わったら既に10月末。フラッシュトライには絶好のシーズンになっていたので、未トライの1級課題を順々に巡っていくことに。神流川の「Welcome To Kannamachi」と鳩の巣の「磐座詣り」は失敗したものの、歯車が噛み合えばなんとかなるかもという感触を得て、3課題目。某所の「GT」をフラッシュして、無事目標を達成することができました。

 
 
 
 
 
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また並行して、こーへーさんに秋川周辺の開拓ボルダーを紹介してもらって一緒にトライ。今年はグレードにこだわるクライミングで精神的なプレッシャーを感じることが多かったところでしたが、未登ラインのムーブを探るセッションでは、純粋にクライミングを楽しむことができました。クライミングの能力向上を測るためにグレードに拘るのも大事です。しかし、余裕と愛嬌のある楽しいクライミングの時間も、同じように大事にしていきたいです。

 

 
 
 
 
 
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ルートクライミング

ルートクライミングでは、障子岩に集中的に通いました。障子岩は5.11台のルートが充実していて、未トライのものがたくさんあるので、1日に1本新しいルートをオンサイトトライする感じで臨みました。

5.11aだと長いルートでもレストしながら粘れる感じ。「ワイルドハート」は腕がパンパンになりながらオンサイトできて、充実したよいクライミングでした。障子岩の南面は、「デルパワーX」「穴」「ワイルドハート」といった3本の個性的な5.11aが並んでいます。今回の「ワイルドハート」で、これら3本を全てオンサイトで完登できたことになり、とても嬉しい成果となりました。


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5.11bは出だしに厳しいボルダームーブが出てくる「ニトロ」にトライ。上部が共通のTNTは登っていたので純粋なオンサイトではないですが、下部のオリジナルパートを一撃できました。一方、襖岩では「穴Part2」「大御所」の2本の5.11bのオンサイトは失敗。自分にとって5.11bが、オンサイトできたりできなかったりの境目のグレードであるという感触を得ました。

 

 
 
 
 
 
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今年の目標である5.11cのルートを一回だけでもトライしておきたいと、南西面の「ショアー」にトライしましたが、出だしのムーブがわからず行ったり来たり。テンションをかけずクライムダウンして、オンサイトトライは来年以降に持ち越しです。

 

 

体力トレーニングの振り返り

今フェーズは岩でパフォーマンスを出すことに集中し、体力トレーニングは現状維持できる程度の量に減らしました。基本的に、岩に行ける日は岩に行くようにし、ストレングストレーニングと持久力トレーニングが7日〜10日に1回ずつくらい入るような感じです。

ストレングストレーニン

全身のウェイトトレーニングとハングボードによる保持力トレーニングを自宅で行いました。

  • 上半身プッシュ:オーバーヘッドプレスの日と腕立て伏せの日を交互に入れ替え
  • ヒップヒンジ:ルーマニアデッドリフト、フロントレバー(ゴムバンドアシストあり)
  • 上半身プル:ベントオーバーロウの日と懸垂の日を交互に入れ替え
  • スクワット:バーベルフロントスクワット
  • 保持力トレーニング:Go 50、リバースリストカール

どの種目も、夏のトレーニング期間と比べて、負荷は余り落とさずに量を半分程度に減らしました。保持力トレーニングは、前回紹介したGo 100の量を半分にしたGo 50を自体重のみで実施。体感的には、これで大きな体力低下はなく過ごせたように思います。

持久力トレーニング兼スキル練習

ジムに行ける時は持久力トレーニングとスキル練習を兼ねて、やさしめのグレードの課題をたくさん登るようにしました。8級〜5級をおり混ぜて、約1時間で30課題くらい登る感じです。メンテナンスが目的なので、追い込まないようにしました。