東京粉末GARAGEチョークレビュー

少し時間が空いてしまいましたが、東京粉末の被験者クラブ・パブリックに申し込み、サンプル製品の「GARAGE」を使用して自宅トレを行っていました。他チョークとの比較実験を簡易に行ってみたので、使用感レビューと合わせて書いてみます。tokyopowder.com

「GARAGE」は、Covid-19対応としてのStay Homeが続く状況下において、自宅トレーニング時を想定し、手が白くなって粉が舞わないチョークとして研究中のサンプルです。本企画は、一般ユーザー100名強にサンプルが提供され、被験者として使用感を体験してもらうというものです。

f:id:takato77:20200512164348j:plain

タレ瓶に入ったGARAGEチョークのサンプル


被験者クラブは元々、参加者が絞られたコミュニティで、東京粉末の開発中モデルの試作品や、チョークの性能や環境のテストをしていました。今回の企画はパブリックの募集であり、あっという間に予定数を上回る応募があったということで、自粛トレの盛り上がりが感じられます(大いに暇を持て余してるのがメインかもしれませんが。)

インプレッション

GARAGEはドロッとした液体で、ジャンルとしては液体チョークに分類されるのではないでしょうか。手の平に大豆豆くらいの量を取って、指先までしっかり擦り込み、数十秒待つとしっかり乾いて準備OKです。粉は全くと言っていいほど舞わず、リビングで使用しても気になりませんでした。

GARAGEをつけて、4手ほどのムーブを行ってみました。トライ間で2分ほどレストして5トライほど繰り返すと、指先のチョークが落ちてくる感じです。持続力はかなりあるように感じました。

参考に、管理人はヌメリ手でも乾燥手でもありません。

フリクション比較実験

比較対象の製品

管理人は、正直、チョークのブランドや製品毎の違いがよくわからないというか、興味を持って比較したことがないです。製品選びも淡白で、なんとなく目についたものを買うくらいなのですが、とりあえず家にあるだけかき集めて比較してみることにします。

  • 東京粉末 PURE
  • 東京粉末 GARAGE
  • SoiLL prescription
  • EcoGripジェル(が乾燥して粉末状になったもの)

実験方法

各チョークを手に付けて、重りをぶら下げたピンチグリップを保持できる時間を比較することとします。実験前に、十分にウォームアップは済ませておきます。また、一回保持するごとに、ハンドソープで手を洗ってからチョークをつけなおします。

f:id:takato77:20200512164836j:plain

ツーバイ材を貼り付けて穴をあけた自家製ピンチブロック(95mm)


右手と左手でそれぞれ、各チョークについて1回ずつ保持時間を測定します(合計で右手4回、左手4回)。これを1セット行い、3日レストして次のセットを行って、合計4セット行いました。

1日の中では測定が進むにつれてヨレが出てきて保持時間が短くなる傾向があるので、チョークを使用する順番は日毎に入れ替えて公平になるようにしました。

実験結果 

f:id:takato77:20200511154523j:plain

 表1が実験結果です。粉チョークと比較しても遜色ないというか、寧ろ上回る結果になってます。実際に保持した感触でいうと、SoiLLやEcoGripジェルでは指力にまだ余裕があってもピンチブロック表面の感触が変化してきて滑り始めるのを必死に耐えるという感じですが、GARAGEの場合は表面の感触はあまり変化なく、純粋に指力が耐えられなくなって保持できなくなる感じでした。トレーニングにおいては、限界まで追い込めるのは重要なポイントですので、これはポイントが高いです。

被験者が1人なのと、1日目より4日目の方がピンチ力が強くなっている可能性が高いなど、実験の結果精度はありませんので、参考までに。

総論

インプレッションで記載した通り、粉が舞うことも少なく性能面も十分です。まだ少しサンプルが残ってますので、岩場が利用できるようになったら、そちらでも試してみるつもりです。

既に、新型サンプルもできて、製品化に向けて動かれているようですので、製品化されたら是非購入してみたいところです。

tokyopowder.com