肩のリハビリの記録(後編)

前回は、肩のリハビリの記録として、管理人の肩の症状・診断結果・治癒までのタイムラインなどを紹介しました。今回は、具体的に行ったリハビリ内容や、リハビリ終了後も故障予防のために継続しているエクササイズを紹介します。各エクササイズの理論的な背…

肩のリハビリの記録(前編)

今回は、管理人自身の故障に対するリハビリの状況を、自身の備忘もかねて紹介します。主要な部位では、肩、肘、指で故障歴があります。そのうち、肩は概ねクライミングに支障がない状態まで回復しておよそ半年経ち、現在まで問題なく登れているので、リハビ…

クライマーの食生活アンケート

スコットランドのクライマーDave Macleodが、履修している修士課程研究の一環として、クライマーの食生活に関するアンケート協力を呼びかけています。アンケート集計結果は、論文としてまとめてクライマー社会に還元するとのことです。30分程度で終わる内容…

英語圏クライミング情報をザッピングしながら英語学習している話し

本ブログでは、主に英語圏のクライミングトレーニング情報を中心に噛み砕いて共有するスタイルをとっており、情報源は管理人が趣味でザッピングしているyoutubeチャンネル、podcast、ブログ、それらの引用元の論文です。 英語圏のクライミング情報は10年くら…

クライミング後に長時間アイシングすることの弊害

前回は非ステロイド系抗炎症薬の常用によるリスクについて考察しました。今回は、同じく炎症を鎮める手段であるアイシングについても触れておきます。 野球でピッチャーが登板した後に肩をアイシングするのと同様に、クライミング後に指をアイシングする事が…

抗炎症薬の常用は慢性腱炎の回復を阻害する話

クライミングを続けていれば、指や肘の痛みは多かれ少なかれ経験することと思います。痛みの原因は多くが腱組織の炎症であり、これらの痛みを取り除くため、ロキソニンやボルタレンなどの抗炎症薬を使った経験がある方も多いのではないでしょうか。 抗炎症薬…

【書籍紹介】THE HARD TRUTH

The Hard Truth: Simple Ways to Become a Better Climber 作者:Hampton, Kris 発売日: 2020/05/14 メディア: ペーパーバック "Hard Truth"とは、「厳しい現実」「受け入れがたい真実」といったような意味です。本書は、なかなかクライミングが上達しない人…

ピンチトレーニングの注意点

ピンチグリップのトレーニングは、以前ピンチブロックに重りをぶら下げて保持する方法を紹介しましたが、もちろんクライミングウォールやハングボードにピンチホールドを取りつけて自身がぶら下がる方法も可能です。 例えば上のInstagram画像のように、緩傾…

炎のメリーゴーランドのスタイルの話

先日発売されたRock&Snow No.88は、先日に事故で亡くなった杉野保さんを追悼し、杉野さんと親交のあった多くのクライマーが追悼の辞を送っています。改めてその偉大な足跡と失ったものの大きさを再認識するとともに、氏のスタイルに対する拘り、特にオンサイ…

スタティックストレッチの利点(trainingbeta podcastからの紹介)

本ブログで何回か紹介しているTrainingbetaのPodcastで新しいエピソードが公開されていました。今回のテーマはストレッチです。 www.trainingbeta.com ストレッチについては、クライミング前後のウォームアップ、クールダウンであったり、クライミングに必要…

ストレングスだけではなくパワーも鍛える

クライミングのトレーニングについて書籍やオンライン記事を読んでいてよく出てくるのが「パワー」と「ストレングス」という言葉です。 以前の記事(クライミングの特殊性を考慮した懸垂のバリエーション - May the friction be with you!)でも少し触れたの…

【ジャミングテクニック】リングロックの2つのやり方

書籍「CRACK CLIMBING」内のアンケート集計 - May the friction be with you! で紹介した、Pete Whittakerの著書「Crack Climbing」を細々と読み進めています。本当に使う機会があるのかわからないマニアックなテクニックも紹介されてますが、基本的なジャミ…

【アンケート番外】保持力とクライミンググレードの相関研究論文

前回まで3回にわたり、Beastmakerのぶら下がり時間や懸垂回数とクライミンググレードの関係について、アンケート結果をまとめました。新型コロナウイルスの拡大に伴ってBeastmakerのフィンガーボードを自宅に設置した人が増えたことを見込んでアンケートを行…

Beastmakerぶら下がり時間アンケート結果Part3

Part1、Part2からの続きです。今回は懸垂回数とグレードの関係を確認します。Part1、Part2を見ていない方は先にそちらを見ていただくと理解が早いと思います。 takato77.hatenablog.com takato77.hatenablog.com 全体の傾向 クライミング嗜好でグループ分け …

Beastmakerぶら下がり時間アンケート結果Part2

前回に引き続き、Beastmakerのぶら下がり時間とクライミンググレードの関係を調査したアンケートの結果をまとめていきます。前回のブログはこちらです。 takato77.hatenablog.com 前回は、アンケートの各項目について、回答の分布をまとめました。今回からは…

Beastmakerぶら下がり時間アンケート結果Part1

前々回のブログ記事 beastmakerぶら下がり時間とクライミンググレードの調査アンケート - May the friction be with you!で、英国のクライミングアプリメーカーによるアンケートを紹介しました。その後、もう少しライトな形で日本語圏のアンケートを行ってみ…

極めて軽量な携帯型ハングボードi-VOU

携帯可能な国産ハングボード、i-VOU。ずっと欲しかったんですが、在庫がついに出たので、矢も楯もたまらず購入しました。 i-VOUの仕様や基本的な使い方は、公式のyoutubeチャンネルが一番わかりやすいので、そちらを見ていただきながら、本記事ではインプレ…

東京粉末GARAGEチョークレビュー

少し時間が空いてしまいましたが、東京粉末の被験者クラブ・パブリックに申し込み、サンプル製品の「GARAGE」を使用して自宅トレを行っていました。他チョークとの比較実験を簡易に行ってみたので、使用感レビューと合わせて書いてみます。tokyopowder.com …

beastmakerぶら下がり時間とクライミンググレードの調査アンケート

Stay Homeが全国的に継続しており、自宅にクライミングトレーニング環境を整える人が増えてきました。ハングボードの代表的なブランドであるBeastmakerは、注文が殺到しているようです。 Beastmaker2000 そのような状況をふまえ、Beastmakerにぶら下がれる時…

書籍「CRACK CLIMBING」内のアンケート集計

WIDE BOYZのピート・ウィタカーが著した「CRACK CLIMBING」は、なかなか言語化されることが少なかったクラッククライミングの微細なテクニックを、図解入りで解説した画期的な書籍です。その内容はそのうち噛み砕いて紹介したいですが、今回は書籍内の有名ク…

アクセスファンドによる岩場利用ガイドライン(covid-19対応)

新型コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大に伴い、各国の岩場でのクライミングも登攀禁止・自粛等の対応が行われていますが、徐々に規制解除に向けた議論が開始されています。アダム・オンドラの母国であるチェコでは、政府が段階的な規制解除のロードマッ…

読書レビュー「コンペで勝つ!スポーツクライミング上達法」木村伸介

既にいくつかのブログや媒体で紹介されていますが、木村伸介さん初の著作となる「コンペで勝つ!スポーツクライミング上達法」が発売になりました。管理人もさっそく購入して読んでみましたのでレビューします。 コンペで勝つ! スポーツクライミング上達法 …

クライミングの特殊性を考慮した懸垂のバリエーション

懸垂がクライミングに有効なフィジカルトレーニングであるということは、クライミングコミュニティにおいては、ほぼ自明の事として認識されているように思います。一般的な懸垂の動作としては、バーにぶら下がり両肘を伸ばした状態でスタートし、あごがバー…

クライミングフィルム Rampageの紹介

新型コロナウィルス(covid-19)の感染拡大を受けてstay homeを推奨・促進する意味もこめてと思いますが、過去のクライミングフィルムが続々と無料で公開されています。 その中で、REEL ROCKが公開したRampageは、管理人世代のクライマーは誰でも多かれ少な…

クライミングの特性に合った体幹トレーニングの考え方

covid-19による外出自粛要請が長引いており、いつか来る自粛解除を見据えて、自宅トレーニングを行う人が増えてきています。今回は、自宅でもできるトレーニングとして、体幹トレーニングを取り上げてみます。クライミングにおいては、よくある腹筋トレーニ…

腱・靭帯を強くする栄養摂取(コラーゲンとビタミンC)

クライミングにおける栄養摂取については、観点はいろいろありますが、主に筋力増強の観点でプロテインやアミノ酸の摂取が議論されることが多いです。 一方、腱、靭帯などの軟部組織については、決定打にかける状況で、グルコサミン・コンドロイチン・MSMは…

自宅でできるピンチトレーニング

今回は管理人が自分で行ったクライミングトレーニングの話です。昨年末から両中指の第一関節(PIP)が炎症を起こしていて、フルクリンプ・ハーフクリンプを本気で握ると痛みが出ます。オープンハンドやピンチグリップは殆ど痛まないので、それらのトレーニン…

PC環境断捨離(Becky!メールをgmail移行、mixi日記エクスポート、iTunes卒業)

(クライミングに関係のない雑記です。ご興味がある方だけどうぞ) 昨年から時々、勤務先の在宅勤務を使用して在宅勤務をしています。月数回であったため、会社貸与のPCを使用していましたが、年明けからコロナ騒ぎがざわつき始め、自宅でBYOD(Bring Your O…

ホームトレーニングの解説集(covid-19による外出自粛対策)

新型コロナウイルス(covid-19)の感染拡大を受け、アメリカ、ヨーロッパを中心に外出禁止の政府指示が出ているエリアが増え、クライミングジムの休業や岩場の利用禁止・自粛が拡大しています。それを受けてクライマーの間で、(social distancing)をお互い…

BFR(血流制限)トレーニングとクライミング

エネルギーシステムの話は一旦お休みにして、先日購入したトレーニング器具の話をします。 上の写真がそれで、BFRトレーニングを行うためのバンドと空気圧設定ポンプです。BFRはBlood Flow Restriction(血流制限)の略で、バンドを腕や脚に巻いて血流を制限…