Beastmakerぶら下がり時間アンケート結果Part1
前々回のブログ記事
beastmakerぶら下がり時間とクライミンググレードの調査アンケート - May the friction be with you!で、英国のクライミングアプリメーカーによるアンケートを紹介しました。その後、もう少しライトな形で日本語圏のアンケートを行ってみるのも面白いと思い、googleフォームで項目を絞ったアンケートを作成しました。ツイッターで協力を呼び掛けたところ、管理人を含め51名の回答を得ることができました。感謝!
元のアンケートは英語且つメアドが収集されちゃうので、もう少しライトな日本語版を作ってみました。
— ヅッカー・T & ザ・MG's (@takato77) 2020年5月8日
Beastmakerぶら下がり時間、懸垂回数、クライミンググレードのアンケートです。Beastmakerが近くにある方、是非ご協力お願いします!
数分で回答可能です。https://t.co/b2Nk5Gw4CX https://t.co/opX2EeQs72
フィジカル数値に合わせて、レッドポイントやフラッシュのグレードも申告いただいたので、それらの関係性も確認したいのですが、それはPart2にまわして、今回は単純にアンケート回答の分布を公開します。
アンケート内容
アンケートはgoogleフォームで実施しました(現在は回答は〆切済)
アンケート項目は、性別・年齢・体重などの基礎的な項目に加えて、クライミングのグレード(自己申告)と、フィジカル数値を確認しました。
クライミングのグレードは、最近6か月における実績値として、4項目を申告してもらいました。
- 複数日トライしてRPできた最高グレード
- 1日トライしてRPできた最高グレード
- フラッシュ(一撃)できた最高グレード
- コンスタントにフラッシュ(一撃)できるグレード
本当はジムと岩場のグレード乖離問題や、ジム毎のグレード乖離問題を考慮した方が、より正確な結果になると思いますが、回答しやすさを優先して割愛しています。
フィジカル数値は、元のアンケートではフロントレバーやハンギングニーレイズの項目がありましたが、今回はシンプルに以下二点にしました。
- Beastmakerの14mmエッジに限界までぶら下がれる時間
- ガバホールドもしくはバーで懸垂できる回数
Beastmakerは1000も2000も14㎜エッジを備えているので、14㎜エッジに限界までぶら下がれる秒数を質問しています。
性別、年齢、体重
性別は男性の割合が多かったです。女性のクライミング人口は増えている印象ですが、自宅にBeastmakerがあるという条件だとこのくらいかな?
年齢層は30代がボリュームゾーン。10代の回答はありませんでした。
体重は男性割合が多いからか、60kg代前半がボリュームゾーン。
クライミングの嗜好
本項目は複数回答可能としました。やはりボルダラーが多いです。
グレード申告
グレードについては、IRCRAが公開している、各国のクライミンググレード体系を変換するスケールに沿って回答してもらいました。
以下にグラフを貼っていきます青網掛けの数字で回答してもらいましたが、段級グレードやYDSに変換してみると実感が湧きやすいです。全体的には、想定通り、しっかり登り込んでいる人が多い印象でした。
複数日のトライでRPできた最高グレードのボリュームゾーンは21。ボルダーで言うと初段易しめくらい、ルートだと5.12dくらい。
1日でRPできた最高グレードのボリュームゾーンは20。1級くらい。
フラッシュ(一撃)できた最高グレードは17と20にピークあり。17は3級、20は1級くらい。
コンスタントにフラッシュ(一撃)できるグレードだと17にピーク。最高グレードでは20と答えた人が多かったのは、ジムや岩場のグレードのばらつきが影響してるかもしれません。
フィジカル数値
Beastmakerの14mmエッジにぶら下がれる時間は、全くぶら下がれない人から1分以上ぶら下がれる人まで。15秒と30秒にピークがありました。
懸垂できる回数は、10回以上できる人が多かったです。
冒頭に記載したとおり、次回は、フィジカル数値とグレードに関係性が見られるか、分析してみたいと思います。